2017年02月09日

マンション天井に防音材を施工したが効果がない

通販サイトの推奨する遮音パネルや防音材を施工業者に依頼して天井に張り付けたが、上階からの足音など騒音はほとんど減らなかったという相談を受けました。

これはマンション二重天井に重量衝撃音が響くもので、その音を小さくするために、通販サイトの「自社の製品を貼り付ければ騒音が遠くから聴こえる感じになり、大幅に軽減できる」という宣伝を信じて施工されたのです。施工した結果はほとんど効果を体感できないということでした。

おそらく、これは低い周波数帯が主成分の重量衝撃音です。これに対しては遮音パネルなどを既存天井面に施工するだけではほとんど効果はなく、騒音が透過してきます。
通常、既存天井の構造を制振構造に改造して、振動音を絶縁するような施工を行わない限り、騒音を大幅に減らすことはできません。

通販サイトの広告は大半が実績のない誇大広告であり、そのようなサイトが広告費用をかけて検索結果の上位を占めています。実例が解説されていないので、じっくり読めば当てにならないのは分かるのですが、藁をも掴む人には責任はありません。
問題なのは誇大広告の通販サイト事業者そのものです。
posted by 防音職人チーム at 08:18| Comment(0) | 住宅の防音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月25日

戸建住宅の車騒音は窓と壁の対策が必要

戸建住宅など木造住宅が生活幹線道路沿いに立地すると、車などの走行・クラクションの騒音に悩まされることがあります。

この防音対策のために検索すると、ネット上には「窓を二重にすれば大丈夫」という誇大広告のウェブサイトが沢山出てきます。実際に窓だけに高額な防音製品を取り付けても費用対効果は低いです。
次の事例記事は、窓を二重にしても余り防音効果を体感できなかった相談者から依頼された防音工事の結果です。
戸建住宅の車騒音の防音対策
要するに、戸外から室内に侵入する車騒音の多くは壁と窓を透過してくるので、両方の対策が必要です。窓の専門業者は窓のことしか分からず、壁や天井、床下からの騒音対策には具体的なノウハウを持っていません。それは、彼らは窓のほうが壁よりも遮音性が大幅に低いという前提に立っているからです。

最近の住宅は、窓と外壁の遮音性能はD-25〜30程度と大差ありません。同レベルと考えてよいでしょう。ですから、窓だけ防音対策を行ってもだめなのです。
posted by 防音職人チーム at 10:24| Comment(0) | 住宅の防音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年01月19日

マンションの生活騒音と構造的欠陥

近年のマンションにおいても、GL壁、二重天井、二重床およびスラブ工法・施工不良の問題に起因する騒音問題が多発しています。
それはタワー型マンションでも例外ではありません。
ボイドスラブと騒音問題
上記のリンクの記事は取引先の建築士が自分の調査業務の中で経験した内容です。
これは構造的な欠陥と言っても過言ではないでしょう。

また、二重天井などの問題も解決されているわけではなく、マンションの構造上の弱点と言えます。
防音の課題

このような問題を分析したことも、現場で確認したこともない業者には、防音施工すら出来ない内容です。
騒音のメカニズムを知らない、理解できない防音専門業者にも手におえない問題です。
これが建築業界、防音専門業界の実情です。
posted by 防音職人チーム at 16:39| Comment(0) | 住宅の防音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする