2018年06月17日

天井裏を活用しないと防音室が狭くなる

とくに木造住宅など木造建物に防音室を構築する場合は、天井裏の空間を活用しないと、天井高が低くなるなど室内が狭くなります。

部屋の中に、もう一部屋造るような設計施工は、最後の手段です。

通常は、天井裏や床下、壁内部の空洞部分に吸音材などを入れて、音を減衰させる工夫をすることと、下地を補強することを最初に考えます。

あとは、楽器の特性や音響に応じて、遮音材、制振材を複合的に活用し、表層材に使う木材製品を選定します。

さらに、床と壁の共振回避の工夫をすることによって、防音効果を高めます。

以上のような視点がない専門業者は、木造家屋や住宅の防音室どころか、生活防音さえ満足にできないでしょう。
いきなり部屋の面積だけで、見積りを提示してくる業者は最悪です。

防音対策は、限られた空間を最大限に活用しないと、小規模な音楽室が更に狭くなり、音響も悪くなります。
posted by 防音職人ウェブマスター at 07:47| Comment(0) | 木造防音室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月22日

音楽防音室は建物構造に応じた対策が必要

新築でもリフォームでも、木造の音楽教室や練習室を計画・改造するには、まず建物の構造的な特徴や間取り、周囲の環境を分析することが重要です。

木造にもいくつか工法があり、在来軸組工法、ツーバイフォーなどパネル工法、軸組とパネル工法の混合型などバリエーションがあります。
*パネル工法は重低音が共振しやすく、在来工法に比べて特段の配慮が必要
*在来軸組工法は、床補強によって防音効果や音響が向上する利点があります

防音室の計画に大きな影響を与えるのが、近隣家屋の距離です。音は距離によって減衰するので、この減衰効果を考慮すると費用対効果を高めることができます。
*金太郎飴のような分厚い構造ですべてを構築するのは無駄です。

一般的な木造住宅では、過重量で分厚い防音構造は現実として無理です。
とくにピアノは楽器としては、パイプオルガンに次いで大型であり、低周波から高い周波数まで音の幅が大きく、特性の偏った防音施工は効果が低くなります。

現在、防音室を計画中の人は、まず世の中の専門業者が手掛けている事例や工法に関する情報を収集することから始めることが有効です。
木造防音室の事例
薄い防音構造

相談事例と防音室などの現場からのショートリポートも参考にしてください。
木造住宅と楽器防音室

休日などに、じっくりとご検討いただければ幸いです。
posted by 防音職人ウェブマスター at 09:27| Comment(0) | 木造防音室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年03月09日

木造防音室の相談サイトが少ない

私の防音相談や電話・メールでの問い合わせにおいて、木造防音室の相談が出来る専門サイトが少ないと言われます。

モデルルームは実際の新築住宅やリフォームを行う木造建物と状況が違うので、木造防音室の性能と乖離することがあります。
とくに木造在来工法の現場で建築されるピアノ防音室は、音響・遮音性能の測定データ、契約者の体感報告などをフィードバックさせて設計しないとうまく行きません。

それは防音材メーカーの試験性能と現場での効果が乖離することからも明らかです。
そこで、事前に専門業者に相談して提案書を提示してもらうことが重要になってきます。
この作業を軽視する専門業者には、木造防音室は設計・施工できないと思います。

防音職人では、相談・コンサルティング業務を重視して活動していますが、零細な自営業のため、国立音楽大学発祥の地である「国立・西国立」で音響・防音相談を行っています。
相談場所
防音相談特設ページ
posted by 防音職人ウェブマスター at 09:25| 木造防音室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする