2014年08月13日

二重床の防音対策(マンション・テナント)

マンション、テナントビルなどにおいて、生活防音や床下配管、バリアフリーを目的として、二重床構造にリフォームするケースが多いと思います。
現在の既製品による二重床システム(防振ゴム支持脚、ベースパネルによる)は、軽量衝撃音を目的として作られたもので、大人の重い足音や子供が走り回る、飛び跳ねるような重量衝撃音には対処できません。
二重床の防音対策

重量音の衝撃が支持脚にピンポイントで発生する、集中荷重のインパクトが小さな面積にかかる構造のため、衝撃を分散できないのです。同時に床下に吸音材がない場合は、二重天井の天井裏の空気層と同様に空洞部が空気のバネとして共振し、主に低い周波数において遮音性能が低下するからです。

音響学会、建築学会および各メーカーも、そのことは大体知っているわけですが、施工や利益効率を優先して、課題解決に取り組もうとしていないのです。
はっきり言って、従来型の根太工法に防音材を使用して二重床を構築したほうが、重量衝撃音に効果的です。問題は設計のノウハウや工法・コストなど、手間と費用がかかるだけでなく、技術を要するため、普及しにくいのです。
posted by 防音職人チーム at 10:10| Comment(0) | 住宅の防音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする