2015年03月12日

遮音パネルと吸音化粧板

 ときどき、楽器防音室の天井や壁に「遮音パネル」としてロックウール吸音板を施工する業者がいますが、これは使い方が間違っています。
 ロックウール吸音板は、吸音化粧板と言われる製品と同様なもので、反射音を軽減しながら音を吸音するものです。遮音材ではありません。

 通常、PBや合板、遮音材と併用して施工されるものであり、単独で遮音効果を発揮するものではありません。なかには音漏れを25〜27dB遮断すると公表しているメーカーがありますが、実際の現場では、そのような遮音効果は出ません。誇大広告です。

 また、遮音パネルという製品には鉛シートや遮音シートをPBに貼り合わせたものがありますが、これらは少なくとも木造防音室には不向きなものであり、遮音効果が低いだけでなく音響上も問題のある製品です。
*他の記事でも述べていますので、ここでは省略します。

 ちなみに音響調整に役立つ製品として、穴あき合板(通常、ラワン材、シナ材)というものがあり、昔の音楽室の壁に良く使用されていました。これは使い方によれば、軽量で効果的な防音対策にもなります。
*背面に吸音素材や軟質シージングボードなどを施すと効果が高まります。

 私の経験では、最近の音響・防音製品よりも、昔ながらの建材のほうが確実な効果が出るので無難です。
posted by 防音職人チーム at 10:32| Comment(0) | 楽器防音室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする