2015年12月19日

住宅の防音材など製品のレビューを見る

不思議なことに、私の防音相談では「通販サイトの防音材を敷いたが効果がほとんどなく、近所からクレームがきた」とか、色々とリスクについて相談を受けています。
当該通販サイトの評価やレビューには、効果が高いとか使いやすいというプラス面のレビューしかない。
ところが、そのレビューには具体的に防音効果がどの程度出たのかの記述がありません。
*まるで通販サイトの業者の身内が書いたかのようなコメントばかり。おそらくマイナスの評価は掲載していないのでは?と疑念がわいてきます。

私が運営している防音職人の取り扱い製品は、注文者からご報告があったり、担当した現場でその効果を体感していますので、あえてウェブサイトの説明には記載していません。防音効果が十分にあるのが当然だと思っていますので、むしろ使い方や製品の特性について述べています。

私の依頼者は遮音シートは効果がなかった、鉛ボードは音響が最悪になった、グラスウールの吸音マットを壁に貼り付けたら、咳き込みがひどくなり体調が悪くなったなど、色々とリスクを報告されています。
しかし、通販サイトには良いことしか記載されていません。リスクが見えないのです。
これは情報操作と同じことであり、メーカーの自己申告データと同様に、実態がよくわからない防音材がネット上に溢れているのではないでしょうか。

ネットで検索しても、リスクに関する情報はほとんど出てきません。
posted by 防音職人チーム at 07:21| Comment(0) | 住宅の防音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月09日

既製のボックス型ピアノ防音室の弱点

今までの防音相談や取引先の騒音調査などの分析結果から見ると、既製品のボックス型防音室の主な弱点は次のようになります。
・重すぎるなど長期荷重によって、木造の床やマンションの防振脚の二重床が緩んだり、ガタついてくる。
・防音室内の反射音が強すぎて、長時間演奏できない。耳が疲れる。
・床などから振動音(固体伝播音)が周囲に伝わりクレームが発生することがある。

これらの問題は使用している素材が遮音材にシフトしているため、固体音が抑えられない割に、反射音が室内に響くなどアンバランスな仕様によって起こる現象である。

改善するには、壁の約半分以上を吸音処理し、床に制振材を重ねて敷くなどの対策が必要です。
実際に、DIYで改善したユーザーがけっこう居られます。思った以上に効果があると評価されています。
購入してしまった防音室に満足できないなど不満をお持ちの方、DIYで音響・防音対策をやってみてはいかがでしょうか。
posted by 防音職人チーム at 15:18| Comment(0) | 楽器防音室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする