2018年02月19日

防音相談と掲示板での情報

防音相談に関連する情報掲示板は、現在でも複数存在していますが、昔に比べてアドバイスの内容が非常に稚拙で、専門業者のサイトコンテンツをそのままコピーして切り貼りしたようなものが沢山見られます。

正しい情報のコピーであれば、まだマシですが、誤った情報を拡散すると二次被害が出ます。

たとえば、鉛シートは制振効果が優れているとか、スチレンフォーム・ボード(発泡断熱製品)が吸音材だとか実態と乖離した内容をばらまくことは重大なマイナスです。

掲示板での情報は必ず裏付けをとるように、しっかり調べる必要があります。
我々専門業者から見ると、大半が素人のような感じです。

ちなみに、建築士は音響・防音設計は実績がないので、大半が想像や思い込みでアドバイスしています。
鵜呑みにすることはリスクがあります。
また、吸音材をアドバイスする際に、グラスウールやセルロースファイバーばかり例示する人は、専門家ではありませんので、ご注意ください。
posted by 防音職人ウェブマスター at 16:10| Comment(0) | 住宅防音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年02月09日

マンション天井に防音材を施工したが効果がない

通販サイトの推奨する遮音パネルや防音材を施工業者に依頼して天井に張り付けたが、上階からの足音など騒音はほとんど減らなかったという相談を受けました。

これはマンション二重天井に重量衝撃音が響くもので、その音を小さくするために、通販サイトの「自社の製品を貼り付ければ騒音が遠くから聴こえる感じになり、大幅に軽減できる」という宣伝を信じて施工されたのです。施工した結果はほとんど効果を体感できないということでした。

おそらく、これは低い周波数帯が主成分の重量衝撃音です。これに対しては遮音パネルなどを既存天井面に施工するだけではほとんど効果はなく、騒音が透過してきます。
通常、既存天井の構造を制振構造に改造して、振動音を絶縁するような施工を行わない限り、騒音を大幅に減らすことはできません。

通販サイトの広告は大半が実績のない誇大広告であり、そのようなサイトが広告費用をかけて検索結果の上位を占めています。実例が解説されていないので、じっくり読めば当てにならないのは分かるのですが、藁をも掴む人には責任はありません。
問題なのは誇大広告の通販サイト事業者そのものです。
posted by 防音職人ウェブマスター at 08:18| Comment(0) | 住宅防音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月25日

戸建住宅の車騒音は窓と壁の対策が必要

戸建住宅など木造住宅が生活幹線道路沿いに立地すると、車などの走行・クラクションの騒音に悩まされることがあります。

この防音対策のために検索すると、ネット上には「窓を二重にすれば大丈夫」という誇大広告のウェブサイトが沢山出てきます。実際に窓だけに高額な防音製品を取り付けても費用対効果は低いです。
次の事例記事は、窓を二重にしても余り防音効果を体感できなかった相談者から依頼された防音工事の結果です。
戸建住宅の車騒音の防音対策
要するに、戸外から室内に侵入する車騒音の多くは壁と窓を透過してくるので、両方の対策が必要です。窓の専門業者は窓のことしか分からず、壁や天井、床下からの騒音対策には具体的なノウハウを持っていません。それは、彼らは窓のほうが壁よりも遮音性が大幅に低いという前提に立っているからです。

最近の住宅は、窓と外壁の遮音性能はD-25〜30程度と大差ありません。同レベルと考えてよいでしょう。ですから、窓だけ防音対策を行ってもだめなのです。
posted by 防音職人ウェブマスター at 10:24| Comment(0) | 住宅防音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする