2016年01月19日

マンションの生活騒音と構造的欠陥

近年のマンションにおいても、GL壁、二重天井、二重床およびスラブ工法・施工不良の問題に起因する騒音問題が多発しています。
それはタワー型マンションでも例外ではありません。
ボイドスラブと騒音問題
上記のリンクの記事は取引先の建築士が自分の調査業務の中で経験した内容です。
これは構造的な欠陥と言っても過言ではないでしょう。

また、二重天井などの問題も解決されているわけではなく、マンションの構造上の弱点と言えます。
防音の課題

このような問題を分析したことも、現場で確認したこともない業者には、防音施工すら出来ない内容です。
騒音のメカニズムを知らない、理解できない防音専門業者にも手におえない問題です。
これが建築業界、防音専門業界の実情です。
posted by 防音職人ウェブマスター at 16:39| Comment(0) | 住宅防音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月19日

住宅の防音材など製品のレビューを見る

不思議なことに、私の防音相談では「通販サイトの防音材を敷いたが効果がほとんどなく、近所からクレームがきた」とか、色々とリスクについて相談を受けています。
当該通販サイトの評価やレビューには、効果が高いとか使いやすいというプラス面のレビューしかない。
ところが、そのレビューには具体的に防音効果がどの程度出たのかの記述がありません。
*まるで通販サイトの業者の身内が書いたかのようなコメントばかり。おそらくマイナスの評価は掲載していないのでは?と疑念がわいてきます。

私が運営している防音職人の取り扱い製品は、注文者からご報告があったり、担当した現場でその効果を体感していますので、あえてウェブサイトの説明には記載していません。防音効果が十分にあるのが当然だと思っていますので、むしろ使い方や製品の特性について述べています。

私の依頼者は遮音シートは効果がなかった、鉛ボードは音響が最悪になった、グラスウールの吸音マットを壁に貼り付けたら、咳き込みがひどくなり体調が悪くなったなど、色々とリスクを報告されています。
しかし、通販サイトには良いことしか記載されていません。リスクが見えないのです。
これは情報操作と同じことであり、メーカーの自己申告データと同様に、実態がよくわからない防音材がネット上に溢れているのではないでしょうか。

ネットで検索しても、リスクに関する情報はほとんど出てきません。
posted by 防音職人ウェブマスター at 07:21| Comment(0) | 住宅防音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月30日

マンション天井の騒音対策と誇大広告

日本音響学会の設計専門家は、通常のマンション二重天井において、重量衝撃音など騒音の主成分である31.5Hz〜63Hz及び100Hz前後の音の対策は、現場に適用できる工法は殆どないと指摘しています。
二重天井そのものが共振体となるため、遮音低下は避けられないと言っています。

低周波を含めた重量衝撃音(子供が走る音・飛び跳ねる音、重いものを床に落とす音 など)の大半は天井裏の空気層を共振させ、天井のボードを同時に振動させて発生するからです。

このため、簡易的な防音施工(DIYを含む)では、マンション天井を透過してくる生活騒音を防ぐことは殆どできません。しかし、防音材などの通販業者は次のような誇大広告をウェブサイトにおいてPRしています。
天井DIY防音誇大広告.jpg

天井に直接張り付けて、振動騒音を簡単に減らすような製品はないのです。あるというならば、騒音の周波数帯を示し、施工完了後の軽減状況を計測した結果をウェブサイト上に公開すべきです。
そうでなければ、まったく信用できません。単なる誇大広告であり、騒音被害者や建築業者の混乱を招くだけです。防音設計など専門家の努力を愚弄するものです。
posted by 防音職人ウェブマスター at 09:28| Comment(0) | 住宅防音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする