2014年12月30日

冬になると増えるマンション騒音の相談

 私の防音相談の経験では、冬になるとマンションの騒音対策を目的とした防音工事の相談が増えます。とくに年末年始の休み中にウェブサイトのアクセスが増え、年明けに具体的な問い合わせがきます。

考えられる理由はいくつかあります。
・結露、断熱対策で内窓を取り付けることにより、戸外のノイズが小さくなる分、マスキングされていた室内に届く他の世帯からの生活騒音が目立って体感されるようになる。
・子供が室内で騒ぐようになり、振動音が余計にうるさくなる。
・気温、湿度、床材や建具の乾燥により音響に変化が生じる。とくにフローリング仕上げの洋室が響きやすくなる。

もちろん、冬休み中が唯一のまとまった休みであるという人にとって、じっくりとネット検索で情報を収集できるのが年末年始なのかもしれません。
posted by 防音職人チーム at 08:15| Comment(0) | 住宅の防音 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月17日

壁の音響調節(防音室)

楽器の防音室の天井や壁に使用する音響調節用の製品に、吸音化粧板というものがあります。ロックウールを圧縮して表面に吸音処理・化粧を施した音響化粧板です。
主な用途は楽器防音室の天井・壁、会議室などの天井の反響調節です。

このうち問題となるのは壁に、この製品を使用した場合、硬いものが壁に当たるとへこんだり、傷がつきやすいという弱点。それと模様替えする際には表面に新たにボードを張ることになり、コストがかかるうえに、音響調節機能が殆どなくなることです。

防音職人では、壁の音響調節に、シージングボードと薄い合板などを重ねて施工することで、適度な響きを確保することに成功しました。クロスを自由に張り替えることもできるので、費用対効果は非常に良いです。
表面に多少物がぶつかっても傷がつくのは表層のクロスだけです。補修も簡単です。

さらに通常の音響化粧板よりも耐久性があります。耐用年数が長いというメリットもあります。
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2014年09月20日

防音室の床対策

 防音室など床の対策で費用対効果の高い防音材が少なくなったと取引先の建築士が言っていました。私も同様な経験をしており、これはメーカーが材料の高騰などを受けて製品のモデルチェンジを進めているからではないか?という推測です。
 理由はともあれ、我々防音設計を本業としているものには、頭の痛い問題です。そこで、私は昨年から安定的に入手できるアスファルト制振マットとインシュレーションボードを併用することにしました。
 両者ともにリサイクル素材を混合して加工するため、安定供給や品質の面でばらつきが少なく、想定通りの遮音性能が確保できるというメリットがあります。

 あとこれにフェルト材を加えて、さらに振動軽減効果を高めています。遮音ゴム系万能の設計仕様から脱却して、コストを抑えながら、制振性能をアップさせる取り組みを行っています。
 最近は、樹脂や再生ゴムチップを加工した遮音マット製品が多く、軽量音対策にシフトした製品が増え、値段の高い製品でも効果の少ないものがあります。
 特に床の音響・防音対策には注意が必要です。
posted by 防音職人チーム at 11:21| Comment(0) | 楽器防音室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする